2019年度 地域振興助成事業

2019年2月21日に「2019年度地域振興助成事業」の助成金の贈呈を行いました。「地域振興助成事業」は、地域の雇用創出や経済活性化を図り、地場産業の支援・育成に資するため、新興企業並びに更なる事業拡大を目指し新規事業参入や開発・研究を行う県内の個人・企業に対し助成を行います。


2019年度「地域振興助成事業」助成先一覧(4先)

ユニバーサルデザインタイプ後付け介護車輌装置取付の施工及び、装置固定部品の制作簡略化

有限会社D'eye's710 カスタムセレクト青森

地域:階上町

 当社は車輌の製造・架装・修理・販売等を主に行っており、本事業では車のシートがそのまま車椅子になる介護車輌を制作する。
 この車椅子へと変化できる自動昇降式シートは、現在使用中の車輌へも後付けできるため、介護車輌の購入費もかからず、乗り換え時の手間もないので、介護する側、される側の負担が少ない。
 利用者のニーズに合わせたオーダーメイドの介護車輌制作を目指す。

リサイクル炭素繊維を使用した導電性糸及び導電性漁網等の開発

アイカーボン株式会社

地域:八戸市

 漁業関係者にとって、養殖・定置網に付着する海生生物の除去は漁網管理上、大きな負担となっている。この問題に対して、大学や銅加工メーカーから提案されている海生生物の付着しない金属製漁網は重く高価であり実用的ではない。代わりに、リサイクル炭素繊維を用いた導電性糸を使用すれば、軽量かつ安価な導電性漁網が得られると考えられる。 よって本事業では、この導電性の糸を開発し、これを導電性漁網や、スマート衣料向けに提供する。

蔵民泊開業・古民家活用による観光客と地域をつなぐ拠点づくり事業

舘山商事株式会社

地域:黒石市

 当社は黒石市柵ノ木に江戸末期に建てられた古民家を所有している。総面積1000坪の敷地には、蔵、大石武学流日本庭園、果樹園、畑があり将来はここに農村を再現し、黒石のまちなかにありながら旅行者が農村生活を疑似体験できる「泊まれる農村テーマパーク」の実現を目指す。
 本事業では、古民家敷地内の蔵を修繕し民泊施設の開業、同時に母屋である古民家を体験施設として整備、活用し、多くの外国人旅行者に宿泊先として選ばれるまちづくりを目指す。

障がいのある高齢者の経験や技術を活かした仕事づくり
仕事から地域と繋がり、地域から全国の高齢者に夢を発信する「いつまでも現役世代活躍事業」

株式会社池田介護研究所

地域:八戸市

 現在障がいをもった高齢者本人への意欲やニーズを引き出すサービスの提供がほとんどないのが現状である。
 本事業では『健康と美』、『趣味活動』、『生活』、『お仕事』の4つのプログラムを通して病気や身体に障がいがあっても、誰かが支えることで、介護が必要になる前と変わらない心的・身体的に自立した生活実現を目指す。
 2019年には、子どもからお年寄りまで、障がいの有無に関係なく、多世代で交流でき、活躍できる工場「まんまるファクトリー」の設立を目指す。

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