2021年度 地域振興助成事業

2021年2月19日に「2021年度地域振興助成事業」の助成金の贈呈を行いました。「地域振興助成事業」は、地域の雇用創出や経済活性化を図り、地場産業の支援・育成に資するため、新興企業並びに更なる事業拡大を目指し新規事業参入や開発・研究を行う県内の個人・企業に対し助成を行います。


2021年度「地域振興助成事業」助成先一覧(3先)

一年間限定売却型合同展示場の複数回の開催及びその運営 -「青森住宅活性化プロジェクト」-

AHBA-BASE協同組合

地域:青森市

 地元6社の工務店による1年間限定売却型合同展示場を開催する。共同で行うことにより、少ない資金で展示場の取得が可能となり、6つの展示場分の集客力も得ることができる。
 また、展示場を1年間で売却することで目減りの少ない資産価値によって資金化することが出来、その資金で新たな合同展示場を取得することが可能となる。
 この取り組みにより、地元工務店の経営環境の改善が図られ、地域経済の活性化に寄与することを目指す。

地域性強化による県産清酒の高付加価値化

地方独立行政法人青森県産業技術センター弘前工業研究所

地域:弘前市

 当センターは、県産業の振興・発展をめざし、平成21年4月に発足した県内唯一の地方独立行政法人の研究機関である。
 今回、弘前大学と共同研究し、オール青森清酒製造法を確立し、新規青森生?づくりを確立する。
 また、本事業で確立した清酒製造法を、県内酒造メーカーへ、無償で技術提供し、各酒造メーカーにおいて実施試験を行い、高付加価値のあるオール青森清酒として商品化を図る。

「アプローズン」と「アプローズンロースト」のマーケティングプロモーション

株式会社bloomin

地域:黒石市

 スイーツやジュースに活用できる、バラの形の冷凍リンゴ「アプローズン」を開発した。
 この商品は、赤い果肉の青森県産リンゴを薄く切り、急速冷凍して作った加工品で、赤い果肉のリンゴの難点を克服した加工形態として、通常ロスになる黒星病、鳥害、雹害リンゴの利用も可能である為、リンゴ生産者の所得向上やフードロスにも貢献できる商品である。
 また、「アプローズン」をチップス状態にした「アプローズンロースト」も開発。この商品は常温保存が可能であり、贈答品や百貨店とコラボして会員限定ノベルティにする案が出ている。
 今後は飲食店への酒類卸業者と提携して結婚式場やホテル等への販路拡大につなげていきたい。

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