2022年度「地域振興助成事業」助成先一覧(3先)
無線通信を利用した気象観測及び農業のIT化
髙野 侑
地域:弘前市
本事業は、IT技術を活用した地域の農業支援に取り組む。
内容としては、低コストで長距離通信が可能な無線通信(LoRa通信)を使って、地域農業に気象観測システムを活用する。これによりいつでも観測地の状況を確認する事が可能となるため、労働者不足の改善や作業の効率化が図られ、農業の生産性向上に繋がる。
また、地域の様々な問題解決に向け、LoRa通信を農業以外にも活用できないか、弘前大学と共同でシステムの研究開発に取り組む。弘前大学発ベンチャー企業として2022年6月に起業を予定している。
免疫を強めて健康な長寿を保証するワクチンアジュバントの開発事業
青森ねぶた健康研究所
地域:青森市
当研究所は、免疫創薬を目的とし青森大学が2019年に創設した。
本事業は、免疫を強めて疾患を予防する免疫増強剤の開発に取り組む。
内容としては、高齢者にも安全で副作用のない免疫増強剤(アジュバント)の実用化を目指す。この免疫増強剤の開発が進めば、患者は苦しまずに生活の質を向上することが可能となり、将来的には根治治療のできない多種類のがんに広く適用できると考えられる。
komamo cafe フランチャイズ事業
ひろさき夢興社株式会社
地域:弘前市
当法人は、自社製造のアップルパイを全国の物産展催事にて販売し、売上も年々上昇していたが、コロナの影響を受け、物産展の中止が相次いだ。
これまで、直営にこだわり販売していたが、今後はフランチャイズとして広く全国へ発信することで、自社製品を心待ちにしているお客様にお届け出来るよう、物販・カフェ両面をサポートできる体制の新規事業を展開する。
内容としては、りんご畑の中でゆっくりくつろぎながら癒しを提供するkomamo cafe (コマモカフェ)をオープンする。その後フランチャイズで全国展開を図る。